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【#ババドナ】サクラ大戦~熱き血潮に~で遊んでみるしゅばあああああああああああああああああ!!!!!【※ネタバレあり】
部活動のマネージャーをつとめる元気な女の子のアバターをかぶって動画サイトYouTubeでゲーム実況などのアイドル活動をしているホロライブ所属VTuber大空スバルが、同じメンバーの宝鍾マリンの強い勧めに従って目の前で見守られながらギャルゲー風シミュレーションRPG「サクラ大戦」をプレイした配信。

セガ「サクラ大戦」といえば、広井王子というカリスマクリエイターによる大ヒットギャルゲー風シミュレーションRPGで、大正時代をモデルにした空想上の帝都東京を舞台に、主人公の大神少尉が帝国歌劇団の少女たちと交流しながら、帝都転覆をたくらむ悪の組織とロボットで戦う。アニメ風の演出が特徴で、ステージ一つ一つがアニメの各話みたいに進んでいく。

自分は「ババドナてぇてぇ」(宝鍾マリンと大空スバルとの仲を尊いと思うこと)なので確か生でこの配信を見た。「ババドナ」の「ババ」が「ババア」(!)ことマリンで、「ドナ」が「ドナルド」ことスバルを指す。てぇてぇ(尊い)。

船長(マリン)はこのゲームが自らのオタク人生にドストライクだったみたいで、しきりに他のメンバーに勧めていたみたいなのだけど、このたびようやくスバルがそれを受け入れ、オフコラボとして目の前でマリンに見守られながらプレイして配信することになった。なお、船長は本当は2作目が一番好きみたいなのだけど、いきなり2作目をプレイするのはなんなのでまずは1作目となったらしい。

船長にとって今日のスバルの家は初めてだったらしく、ここでいつも配信しているのかとちょっとした感慨をこめて言うと、なぜかスバルがちょっと恥ずかしがって、ここでいつも一人で配信しているんだ、みたいなことを言った。その言い方がなんだか孤独感を感じさせて印象に残った。あんだけいつもでかい声で配信を盛り上げていても、オフコラボじゃなくて一人のときは当然ながら周りに誰もいない中でしゃべっているんだなあと思った。

自分の好きなゲームを親しい友達にやらせるのって楽しいと思う。どんな反応をするのかなとか、同じように好きになってくれるといいなとか、いいゲームを布教した自分への満足感も高いと思う。このときのマリンがどんな気持ちを抱いていたのかは知らないけれど、スバルによれば船長はニッコニコで脚をパタパタさせていたらしい。かわいい。

このゲームはギャルゲー風なので何人か出てくる女の子と仲良くなる必要がある。言ってしまえば男性向けゲームなので、どうして船長がそこまで好きになったのかよくわからないのだけど、女子高育ちで周りの空気にあてられて女の子を好きになったことがあるらしいのでそこから来ているのかもしれない。スバルも男の気持ちになって心の中の「おじさん」を出して(?)女の子と会話していた。こういうときのスバルの下衆なロールプレイがすごく似合っていておもしろい。

マリンはあまりゲームに口出ししなかった。邪魔をしたくなかったようだ。あのおしゃべりなマリンが静かにしているのでスバルがツッこむと、今日の自分はスバルの配信を見ているリスナーだからと、コメント欄のリスナーのように目の前でうっとうしく「うんうん」「うんうん」とリスナーのマネをするのがウケた。

三時間ちょっと掛けて第一話を最後までプレイしている。まだ一話目なので登場人物の紹介と悪の組織の顔見せと戦闘システムのチュートリアル程度になっている。いかにもアニメ的な演出の中で有名な主題歌が流れ、これルーナが歌ってたやつじゃんと気づくスバル。

スバルはゲームやアニメを音楽に限らずなんでも「良っ」とベタ褒めするので、ホロライブのアンチが集まる掲示板ではよくからかわれていたのだけど、マリンが半ばからかうように本人から「音楽良っ」という言葉を引き出そうとしていたのがウケた。スバルは〆の挨拶にも使っていたので、自分が安易にこの言葉を使いすぎていることを意識はしていたのかなと思った。

この配信は現時点でアーカイブが九十万回以上再生されるほどの人気コンテンツとなったのだけど、結局スバルはつづきを配信していない。一方で同じメンバーの尾丸ポルカが熱心に勧めていた同ジャンルのゲームであるアトラス「十三機兵防衛圏」を今回と同じようにコラボ配信し、なんとこっちは恒例の土日昼間の枠で一か月近くずっと続けている。船長の気持ちやいかに(苦笑)。

まあ代わりと言ってはなんだけどスバルはこれまた船長の大好きな「東方」シリーズを配信し、嬉しくなったのか自分でもこの高難度シューター(シューティングゲーム)を配信していた。記憶喪失のフリをしてスバルのマネで「人生初」と偽りながら画面を埋め尽くす敵の弾をスイスイよけてクリアしていて笑った。

スバルのどこに「十三機兵防衛圏」が刺さったのか知らないけれど、「サクラ大戦」がオタク的なお約束に満ちた予定調和的な作品だったのに対して、「十三機兵防衛圏」は謎が謎を呼ぶスバルの好きな考察的な作品だったのが大きかったんじゃないかと思う。スバルはRPGをプレイするときに自分でいろいろと作品について考察するのが好きでリスナーにもそれがウケていた。

ほかにも「サクラ大戦」が基本的に男性向けかつ少し古い作品なのに対して、「十三機兵防衛圏」は男の子も女の子も出てくる幅広くて今風の作品というのもあったと思う。自分はまだ第一回の配信しか見ていないのだけど、いろんなタイプのちょっとお茶目な男の子キャラにだいぶハマっているように見えた。

スバルはアバターの外見だけでなくしゃべりかたとか性格とか全然女っぽくないように見えるのだけど、女性向けアニメ「タイガー&バニー」なんかにもハマっていたし、やっぱり根本的なところは女なんだなあということが掲示板でも言われていて、なるほどそのとおりだなあと思った。

というわけでこの配信では女性二人が懐かしのゲーム「サクラ大戦」を仲良くしており、既プレイの人も未プレイの人もそれぞれ楽しめると思うので勧める。自分は前にプレイしたことがあったけど、船長の勧める二作目が気になりだしたのでいずれそっちをやってみたいと思った。
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