猟奇的な彼女
監督: クァク・ジェヨン 主演: チョン・ジヒョン
まあまあ(10点)
2005年1月9日
ひっちぃ
一風変わったどころじゃないヘンな彼女に付きまとわれることになった男の物語。韓国映画。援助交際っぽいオヤジを盛り場で罵倒するところなどスカッとするが、自分の男を容赦なく殴ったり「殺すよ」と言うところは好みが分かれるかも。私は好き。
日本では電車男の話があって映画化されるそうだが、この作品もなんとネット上の日記がもとになって製作された話らしい。うーん。さすが韓国。
前半はとにかく男が女に振り回されっぱなし。待ち合わせの喫茶店でコーラを頼んだだけで「死にたい？」と言われ、コーヒーを注文されたりする。男も逆襲しようとするのだがとてもかなわない。
ちなみに男の方の俳優さんは、日本で言うと布施博の若い頃にそっくり。見るからにダメ男。女のほうは…うーん、誰かにちょっと似てる気がするけど思い出せない。
まあジャンルからすればコメディなのかな。テンポがよくてセンスもいい。なんていうか、特筆して良いというわけではないのだけど、この程度のレベルに達していない映画が多すぎるんじゃないだろうか。
後半になるとちょっとシリアスになってくる。まさかこの展開でホロリとさせられるとは思わなかった。
終盤はちょっと感傷的になりすぎているように見えた。韓国ならではの傾向でもあると思う。日本にもこのくらい感傷的な作品はあるけどね。
それなりに楽しめた映画ではあったけど、引き込まれなかった。見ても見なくてもいいやって感じ。主演女優の魅力をもっと感じていられれば、もっと楽しめたと思う。日本の有名女優だったらまた評価が違っていたと思う。少なくとも韓国人はそういう感じでこの作品を楽しんだのだろう。
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